BitEclipseの取引所トークンBETの価格予想

2020年2月3日、BitEclipseの取引所トークンBETが上場しました。

上場したことで、誰でもBETを売買できるようになったわけですが、BETホルダーにとってきになるのは「BETの価格はどのくらいになるの？」ということではないでしょうか。

そこで、BETの価格予想を行いたいと思います。

BETの基本情報

BETの総発行数は1億枚で、IEO（プレセール）時のBET一枚あたりの価格は、3ドルでした。

総発行数は不変で、時価総額＝総発行数×1枚あたりの価格なので、まずはざっくりと、次のような表を作ってみます。

BETの価格と時価総額の関係です。

PERとは、Price Earnings Ratioの略称で、株価収益率と呼ばれる株式指標です。

株価収益率＝時価総額 ÷ 当期純利益

BETは、株式会社が発行する株式と似た性質を持つため、株価収益率をBETに当てはめて、将来的な価格をある程度を予想できるはずです。

発行元	取引対象	保有するメリット
株式会社	株式	配当や株主優待
BitEcliPse	BET	配当や保有量に応じた特典

株価収益率の適切な数値は、14〜20と言われています。間をとって、株価収益率=17とすると、次の式で、BETの適切な時価総額を予測できます。

BETの時価総額 = 17 × 当期純利益

当期純利益 = BitEclipseの1年間の純利益のことですが、BitEclipseは人件費などのコストを最小限に抑えて利益を最大限に高めるための工夫を凝らした取引所のため、売り上げのかなりの割合（恐らく数十パーセント）が利益になり得ます。

仮に、月間1億円の純利益とすると、年間12億円の純利益となり、その場合の適切なBETの時価総額は、17 × 12億円 = 約200億円です。

時価総額200億円ということは、ざっくりと1BETの価格は200円（2ドル弱）と予測できます　。

この年間12億円の純利益（=1BET=200円）というのは、かなり少なく見積もった数字です。

なぜなら、1人の大口トレーダーが1日のトレードで億単位の損失を生むことも十分考えられ、その場合はトレーダーの損失のほぼ全てがBitEclipseの売り上げ（≒利益）になるケースもあるためです。

実際には、取引所が軌道に乗れば、月間で数10億、年間で数百億円の純利益になると予想します。年間数百億の純利益になった場合のBETの適正価格は次の通りです。

純利益で600億円や1,800億円と書くと途方も無い数字に見えるかもしれませんが、BitEclipseの売り上げの数十パーセントが利益になるとしたら、届かない数字ではないと思われます。

あくまで、取引所として軌道に乗ったら、、という前提ではありますが、1BETが10,000円以上の価格を付ける可能性があるのではないかなと予想します。

次に、暗号資産全体の時価総額から、BETの価格を予測します。

暗号資産の時価総額は、coinmarketcap.com で詳しく調べることができ、トップ3はここ数年間、次の順位です。

3位XRPの時価総額が約1兆円ですが、1位から3位はほぼ不動のメジャー通貨のため、時価総額1兆円を超える通貨は根拠なく「割高」と判断されるでしょう。

つまり、BitEclipseの純利益がどれだけ高かったとしても、現在の暗号資産市場の中では、時価総額1兆円には届かない可能性が高いです。

そこで今度は、時価総額5位〜30位の暗号資産をピックアップしてみます。

5位〜10位の通貨もメジャーどころなので敷居が高く、当面の目指すポジションは、20以前後の時価総額1,000億円ではないかと推測します。

時価総額1,000億円ということは、1BETは1,000円（約9ドル）の計算となります。